Monday, June 26, 2017 11:58 AM
高高度ミサイル共同対処 日米、対北朝鮮で態勢拡充
日米両政府は、弾道ミサイル防衛(BMD)態勢を共同で拡充し、通常より高い高度へ打ち上げる「ロフテッド軌道」でのミサイル発射に対処する方向で調整に入った。北朝鮮が実施した5月のミサイル発射を重視。トランプ大統領就任後初めてとなる日米外務・防衛担当閣僚の安全保障協議委員会(2プラス2)を7月14日にもワシントンで開き、主要議題とする考えだ。政府関係者が25日明らかにした。
日本周辺の海上に展開するイージス艦増強のほか、イージス艦に搭載された迎撃ミサイル(SM3)や高性能レーダーを地上配備する「イージス・アショア」の自衛隊への導入を本格検討する。
防衛省によると、北朝鮮が5月14日に発射した中長距離弾道ミサイルは約800キロ飛行し、北海道・奥尻島から約450キロの日本海に落下。高度は過去最高の2000キロ超に達し、ロフテッド軌道で発射されたと推定されている。(共同)
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