Monday, June 26, 2017 1:21 PM

日欧EPA、大枠合意近い 欧州委員、週内訪日も

 欧州連合(EU)のマルムストローム欧州委員(通商担当)は26日、ブリュッセルで記者会見し、大詰めの交渉が続く日本とEUの経済連携協定(EPA)について、大枠合意は「大変近い」と強調した。「必要ならば妥結に向け今週中に訪日する用意がある」とも述べ、閣僚レベルで政治決着を図る構えを示した。

 日本政府、EU側ともに7月7、8の両日にドイツ・ハンブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合までに大枠合意することを目指している。

 マルムストローム氏は、現在東京で行われている日本とEUの協議を巡り、EU側のペトリチオーネ首席交渉官に対し「交渉をまとめるため、必要なだけ(日本に)とどまるよう指示した」と明かし、早期合意に強い意欲を示した。(共同)