Monday, June 26, 2017 1:22 PM

米入国禁止令一部執行へ 大統領の主張、限定容認

 米連邦最高裁は26日、イスラム圏諸国を対象とする入国禁止措置について審理することを決め、今秋に最終判断を出すまで一部の執行を認める判断を示した。米メディアが報じた。入国禁止措置は下級審の判断で執行が停止されているが、迅速な入国規制の必要性を訴えたトランプ政権の主張が限定的に認められた。

 厳格な入国管理はトランプ大統領の大統領選からの重要公約。国内外で批判を浴びた新大統領令が実行に移されることで、波紋が広がりそうだ。

 判事9人で構成する最高裁のバランスは、今年4月にトランプ氏が指名したゴーサッチ判事が就任したことで保守優位となり、その判断が注目されていた。(共同)