Monday, June 26, 2017 5:43 PM

モンゴル大統領選、決選へ 与党候補は大苦戦

 モンゴルのエルベグドルジ大統領(54)の任期満了に伴う大統領選が26日行われた。中央選挙管理委員会は27日未明、当選に必要な過半数を得票する候補がいないため、上位2人による決選投票を行う方針を示した。

 決選投票は社会主義国だったモンゴルの民主化以降、7回目となる今回選挙が初めて。2週間以内に実施される見通し。

 有権者数は約198万人で、投票率は約66.5%。27日午前4時(日本時間同5時)現在の暫定集計では、エルベグドルジ氏の出身政党で最大野党、民主党のバトトルガ元工業・農牧業相(54)が、他の2人に約10万票の差をつけ、決選投票進出を確定。昨年6月の総選挙で圧勝し政権交代を果たした与党モンゴル人民党の党首、エンフボルド国民大会議(国会)議長(52)は苦戦を強いられ、モンゴル人民革命党のガンバータル元国民大会議議員(46)との間で大接戦を展開している。(共同)