Tuesday, June 27, 2017 10:24 AM

TDK、デジタル出力のTMR角度センサー開発

 総合電子部品大手のTDKは、自動車業界向けにデジタル出力が可能な新しい小型軽量のTMR角度センサー「TAD2141」を開発した。

 同社のプレスリリースによると、新しいセンサーは、EPSドライブやブラシレスモーターの回転角度検出のほか、ステアリング角度やペダル位置など将来の自動運転システムを視野に入れた車載市場向けの製品。17年6月28〜29日にカリフォルニア州サンノゼで開催される「センサー・エクスポ」に出展する。

 精度は非常に高く、車載時の角度誤差は±0.2度、室温下ではわずか ±0.05度と業界最高水準(2017年6月現在、同社調べ)を保証している。使用温度範囲は零下40℃〜150℃で、360度の非接触センシングが可能。TMRはTunnel Magneto Resistance(磁気抵抗効果)の略。

 さらに、自動補正機能や自己診断機能を備え、センサー自体または停電や磁界の消失など外界環境の異常を検出する。また、ASICを搭載し、SPI、ホールエミュレーション(HSM)、PWM、エンコーダー(AZB)など各種インターフェイスに対応したデジタル出力を実現している。

http://www.ihssupplierinsight.com/news/5240555/tdk-unveils-tmr-angle-sensor-for-automotive-applications-