Tuesday, June 27, 2017 10:29 AM

米IT、対テロ団体設置 フェイスブックなど4社

 IT大手のフェイスブック、マイクロソフト、ツイッター、グーグル傘下のユーチューブの4社は26日、テロ対策に共同で取り組む団体の設置を発表した。各社が運営するサイトなどが、テロリストや暴力的な過激派に利用されないように対策を強化する。

 新団体は、人工知能(AI)を活用して不適切な内容を見抜いたり、分類したりする技術を磨くことで、4社が昨年12月に運用を始めたテロリスト関連コンテンツの共通データベースを改善する。また、共同研究に取り組み、テロ関連のコンテンツ削除に関する技術や基準の策定に生かす。

 4社は「テロの広がりは世界的な問題だ」と訴え、協力することで「ネットを通じたテロの脅威に、より大きな影響を与えられる」と強調。4社以外のIT企業や専門家、各国政府、欧州連合(EU)、国連などと協力する意向も示した。(共同)