Tuesday, June 27, 2017 1:11 PM

米追加利上げ「今年はあと1回が妥当」 フィラデルフィア連銀総裁

 フィラデルフィア連邦準備銀行のハーカー総裁は27日、ロンドンで講演を行い、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げについて「今年はあと1回が妥当だと思う」と述べた。引き続き緩やかなペースでの金融緩和解除を支持するとしている。

 ハーカー総裁は足元の米経済について、労働市場は最大雇用に近い状況だとする一方、物価上昇ペースの鈍化については懸念を示し、FRBの目標である上昇率2%の達成時期の見通しを「(当初の見通しの)今年末から来年初めに変える」と語った。

 また、FRBの資産規模の縮小開始は「年内のいつかだろう」と改めて指摘。開始時期などについては「十分な時間を取って明確な形で予告する」と強調した。(共同)