Tuesday, June 27, 2017 1:12 PM

化学兵器再び使用の兆候 米、シリアに警告

 ロイター通信によると、米国防総省のデービス報道部長は27日、シリア中部のシャイラト空軍基地で、航空機などの動きから化学兵器使用の準備とみられる兆候を米政府が確認していると述べた。

 ホワイトハウスのスパイサー報道官は26日、「シリアのアサド政権が化学兵器を使った攻撃を再び準備している可能性がある」とし、使用すれば「重い代償を払うことになる」と警告する声明を発表していた。

 シリアでは今年4月、反体制派が支配する地域で猛毒サリンを使ったとみられる空爆があり、トランプ米政権はアサド政権軍が実施したと断定。空爆した航空機の出撃拠点だったとしてシャイラト基地を巡航ミサイルで攻撃した。(共同)