Wednesday, June 28, 2017 11:45 AM

日本、前会長らに贈答品 FIFAの調査報告書

 国際サッカー連盟(FIFA)は27日、ワールドカップ(W杯)の2018、22年両大会の招致を巡る不正疑惑を詳細に調査した報告書の全文を公表し、10年の理事会で22年大会に立候補して敗れた日本が、「招致ガイドライン」に定められた額を上回る約10万円相当の贈答品をブラッター会長(当時)らに贈っていたことが明らかになった。

 調査を行ったFIFA倫理委員会の要請に応じて日本サッカー協会が提出した領収書などから、同会長のほか当時理事だったプラティニ氏やハヤトウ氏ら10人以上と夫人らにデジタルカメラやバッグ、アクセサリーを贈っていたことが判明したが、ほとんどの元理事らは受け取った事実を否定したと記述されている。

 22年大会の開催国に選ばれたカタールについては120ページ以上の報告があったが、日本は3ページ程度と短かった。(共同)