Wednesday, June 28, 2017 11:49 AM

米、劉氏の受け入れ可能 新大使「助けになれば」

 27日に着任した米国のテリー・ブランスタド新駐中国大使が28日、北京で共同通信など一部メディアと記者会見し、遼寧省の病院に当局監視下で入院しているノーベル平和賞受賞者の民主活動家、劉暁波氏について、治療目的での米国への受け入れが可能だとの認識を示した。

 ブランスタド氏は、劉氏の肝臓がんの病状が極めて深刻だと指摘し「劉氏の助けになるのであれば、米国は劉氏が国外で治療を受ける機会を得られるよう望む」と強調した。

 さらに、米中両政府が「この重要な人権問題に共に取り組むことが重要だ」と述べ、トランプ大統領と中国の習近平国家主席との個人的な関係も利用しながら、米側として何ができるかを検討すると表明した。劉氏は先月23日に末期の肝臓がんと診断され、その後服役中だった刑務所を出て入院している。(共同)