Wednesday, June 28, 2017 11:49 AM

サハラ砂漠で移民52人死亡 密航業者が置き去りか

 国際移住機関(IOM)は28日までに、西アフリカ・ニジェールのサハラ砂漠で、欧州に向かっていた移民75人が密航業者に置き去りにされ、52人が死亡したとみられると発表した。

 75人は3台の車に分乗して砂漠を走行。置き去りにされた後、24人が助けを求めて砂漠を歩き続けたが、うち1人は町に到着した後、死亡した。救助隊は砂嵐が発生したため、捜索を中断した。移民はガンビアやナイジェリア出身という。

 経済的な豊かさを求める移民はサハラ砂漠を越えて北アフリカのリビアに行き、そこから船で欧州へ向かう。サハラ砂漠では密航業者が金銭を要求し、支払えないと置き去りにするケースが多発している。(共同)