Wednesday, June 28, 2017 5:49 PM
除染事業汚職で判決 収賄の環境省元職員
東京電力福島第1原発事故の除染事業を巡る汚職事件で、飲食代など約23万円相当を受け取ったとして収賄の罪に問われた環境省福島環境再生事務所の元職員鈴木雄二被告(57)に福島地裁(宮田祥次裁判長)は29日、判決を言い渡す。求刑は懲役1年、追徴金23万559円。
起訴状によると、2015年9月ごろから16年6月ごろの間、福島県浪江町の除染事業に富山県高岡市の土木建築会社「大開工業」が参入できるようにする謝礼として、同社の小杉幹雄元経営者(64)=贈賄罪で罰金50万円が確定=から、福島県内の飲食店など13カ所で飲食代や宿泊代計約20万6000円相当の接待を受けたほか、現金約2万5000円を受け取ったとしている。
福島県警によると、原発事故の除染事業を巡る全国初の贈収賄事件。鈴木被告は今月16日、懲戒免職となった。(共同)
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