Wednesday, June 28, 2017 5:52 PM

FRB、全34行の資本計画承認 キャピタル・ワンには再提出要求

 米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、保有資産が500億ドル以上の銀行持ち株会社を対象にした配当や自社株買いなどに関する資本計画の評価結果を公表し、対象の34行全ての計画を承認した。対象となった全てを承認したのは初めて。

 キャピタル・ワン・ファイナンシャルの計画は不承認とはしなかったが、計画の策定プロセスに問題があるなどとして、新たな計画を今年末までに提出するよう求めた。

 資本計画の評価はリーマン・ショックを受けた金融規制の一環として資本に関する健全性審査(ストレステスト)とともに行っている。昨年までドイツ銀行が2年連続、サンタンデール銀行が3年連続でそれぞれ計画が不承認とされた。(共同)