Wednesday, June 28, 2017 5:55 PM

米国便の搭乗前検査強化 105カ国、2000便に影響

 ケリー国土安全保障長官は28日、テロ対策のため米国に向かう全ての国際線を対象に搭乗前検査を強化する方針を表明した。国土安全保障省によると、計105カ国にある計280の空港が対象になり、1日当たり約2000便、搭乗客約32万5000人に影響する。

 機内持ち込みの電子機器の検査厳格化などが含まれる。搭乗前検査にかかる時間が長くなり、米国への渡航を避ける動きにつながる可能性もある。

 現時点ではノート型パソコンの機内持ち込みは禁止されない。しかし、米政府の求めに応じない航空会社の便では今後、機内持ち込みが禁じられる可能性もあるという。(共同)