Thursday, June 29, 2017 11:23 AM

世界陸上招致でFBI捜査 コー会長に疑惑、BBC

 陸上の2021年世界選手権の開催地選定で国際陸連が通常の手続きを取らずにオレゴン州ユージンに決定した問題を、米連邦捜査局(FBI)と米内国歳入庁(IRS)が捜査していると28日、BBC放送が報じた。フランス検察当局も既に捜査に着手しており、国際陸連のコー会長(英国)が不正疑惑を報じられている。

 国際陸連は15年にユージン開催を発表し、招致を目指していたイエーテボリ(スウェーデン)や欧州陸連から選定手順を疑問視する声が上がった。当時副会長だったコー氏はオレゴン州に本社を置くスポーツ用品大手ナイキの顧問を長年務めて報酬を受け取り、ディアク前会長(セネガル)にユージン開催を働き掛けた疑いが持たれている。(共同)