Thursday, June 29, 2017 11:25 AM

警告「深刻に受け止めた」 米、シリア抑止で効果か

 マティス国防長官は28日、化学兵器使用の準備を再び進めているとみられていたシリアのアサド政権軍について「警告を深刻に受け止めたようだ」と述べた。ベルギーに向かう機中で記者団に語った内容を米国防総省が発表した。

 トランプ政権は、アサド政権軍が化学兵器を使えば「重い代償を払うことになる」と警告した。マティス氏はシリアが化学兵器を「使用しなかった」と述べ、今のところ米側の対応に効果が出ているとの認識を示した。

 化学兵器使用を完全にやめたかどうかは「アサド大統領に聞いてほしい」とだけ答えた。

 ヘイリー米国連大使は28日、下院外交委員会の公聴会で「トランプ大統領が多くの無垢な男女や子どもたちの命を救ったと思いたい」と述べた。(共同)