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Thursday, June 29, 2017 11:26 AM

野党、下村氏疑惑も追及　加計学園が献金取りまとめ

　学校法人「加計学園」側が自民党の下村博文幹事長代行（東京都連会長）の政治献金を取りまとめていた問題が29日明らかとなり、野党は安倍政権の新たな疑惑として徹底追及する方針だ。自民党内では東京都議選応援で問題発言をした稲田朋美防衛相への批判がやまないのを踏まえ、次の内閣改造時の交代論が強まった。安倍晋三首相の政権運営に影響する都議選（7月2日投開票）を控え、野党が攻勢をかけ、自民党が防戦に回る構図が鮮明となった。

　民進、共産、自由、社民の野党4党などの国対委員長は29日、大島理森衆院議長に対し、臨時国会の召集を首相に促すよう要請。稲田氏の任命責任をただす考えだ。自民党の竹下亘国対委員長は民進党の山井和則国対委員長と電話で会談し、稲田氏の罷免は「必要ない」と拒否した。

　民進党の蓮舫代表は記者会見で、下村氏の問題について「ご自身に向けられた疑惑だ。納得できる情報公開、説明をしてほしい」と指摘。「なぜ加計学園の秘書室長が献金を集めたのか、汗をかいたのかが分からない」と述べ、パーティー券を購入した個人や法人名を明かすよう求めた。（共同）