Thursday, June 29, 2017 11:27 AM

イスラム国象徴の跡地奪還 モスル旧市街、作戦前進

 イラク軍は29日、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘が続く北部モスル旧市街で、ISが21日に爆破した象徴的な礼拝所「ヌーリ・モスク」の跡地やその周辺を奪還したと発表した。軍などは、ISのイラク国内の最大拠点だったモスルで最後に立てこもる旧市街の完全制圧に向け掃討作戦を進めており、一歩前進した。

 ISがイラクとシリアにまたがる政教一致の「国家樹立」を宣言してから29日で丸3年となる。イラク軍報道官は国営テレビで「虚構の国は崩壊した」と話した。(共同)