Thursday, June 29, 2017 1:02 PM

沖縄で「新種」植物確認 100年前の記録不正確

 台湾で1917年に発見されたものの記録が不正確で、「サネカズラ」と同種と考えられていた植物が沖縄県で見つかり、実際は「新種」だと確認されたことが分かった。神戸大大学院の末次健司特命講師や岐阜大の三宅崇准教授らの研究チームが30日付の国際誌電子版に発表した。

 確認されたのは、ほかの植物に巻き付いて育つ「つる性」植物の一種で、「リュウキュウサネカズラ」と命名された。

 末次氏によると、民間の植物研究家が沖縄本島北部の森林地域「やんばる」で発見したのをきっかけに、沖縄県以外で見られるサネカズラのおしべが赤色なのに、沖縄本島では黄色が多いと気付き、末次氏に知らせた。(共同)