Monday, July 03, 2017 11:33 AM

日米閣僚協議、7月見送り 稲田氏出席を当初想定

 日米両政府が7月中旬開催を調整していた日米外務・防衛担当閣僚の安全保障協議委員会(2プラス2)を見送ることが3日、分かった。日本政府関係者はティラーソン国務長官の都合を理由とした。岸田文雄外相と共に稲田朋美防衛相の出席が予定されていた。両政府は日本の内閣改造などを見据え、日程を再び擦り合わせる方針だ。

 安倍晋三首相は内閣改造を7、8月にも実施する構え。新たな日米2プラス2の日程が決まった場合、東京都議選の自民党惨敗の原因をつくったとして交代が有力視される稲田氏の後任防衛相が臨むことが想定される。

 菅義偉官房長官は3日の記者会見で、日米2プラス2について「現時点で何ら決まっていない。早期開催に向けて米側と調整している」と述べた。政府関係者は「ティラーソン氏の日程確保が難しくなった」と記者団に説明した。(共同)