Monday, July 03, 2017 11:35 AM

朝鮮半島非核化を 米中首脳、神経戦も

 トランプ大統領は3日(東部時間2日)、中国の習近平国家主席と電話会談した。トランプ氏は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の「脅威が増大している」と指摘、両首脳は朝鮮半島の非核化を目指すことを確認した。ホワイトハウスが明らかにした。

 ドイツで7日に始まる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせた米中首脳会談を前に、両国の神経戦が激化。米側は北朝鮮や台湾、南シナ海問題で立て続けに中国に揺さぶりをかけており、習氏は電話会談で「(両国関係は)マイナス要素の影響を受けている」と懸念を表明した。

 トランプ氏は中国が北朝鮮への圧力強化に消極的だと不満を募らせており、北朝鮮抑止に向け習氏に具体的な行動を迫った可能性がある。トランプ氏は電話会談で「バランスの取れた貿易関係」の重要性に言及、中国側に通商面でも譲歩を求めたとみられる。(共同