Wednesday, July 05, 2017 11:39 AM

日米韓、石油輸出制限検討 北朝鮮への安保理制裁

 北朝鮮による4日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を受け、日米韓3カ国は5日までに国連安全保障理事会による制裁強化案の本格的な検討に入った。北朝鮮への石油輸出制限を含む厳格な措置を目指すが、北朝鮮の経済的な後ろ盾の中国の協力が欠かせないため、5日に開催される安保理緊急会合などを通じて働き掛けを強める構えだ。

 北朝鮮の核・ミサイル開発を断念させるため、国際的な圧力を一層強める狙いがある。ただ常任理事国の中国やロシアは制裁強化に慎重で、より厳しい制裁を追求すればするほど同意取り付けが難航するとみられる。

 外交筋によると、日米韓は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が1月、ICBMの発射実験準備が「最終段階」にあると表明して以降、実験が実施された際の対抗措置を協議してきた。(共同)