Wednesday, July 05, 2017 5:40 PM

FRB資産、早期縮小も 物価動向に懸念

 米連邦準備制度理事会(FRB)が5日公表した6月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録によると、FRBが保有する米国債などの資産規模縮小について「2、3カ月内」に開始を表明するのが望ましいとの意見を数人が述べ、9月のFOMCで開始表明すべきだとの意見がFRB内にあることが判明した。

 他の参加者は、経済活動を見極めるため「年内の遅い時期」まで決定を待つべきだとしている。資産規模の縮小は利上げと同様の効果がある。

 年内にあと1回と予想されている追加利上げの鍵を握る物価動向に関しては、懸念が示された。(共同)