Wednesday, July 05, 2017 5:42 PM

カタール、要求を拒否 4カ国の国交回復条件

 カタールと6月に断交したサウジアラビアやエジプトなど4カ国の外相は5日、エジプトの首都カイロで外相会合を開いた後に共同記者会見し、国交回復の条件として要求したイランとの関係縮小など13項目の受け入れを、カタールが拒否したことを明らかにした。断交後に実施している物流の遮断などの制裁を継続する。

 エジプトのシュクリ外相は「回答は中身のないものだった」と遺憾の意を表明。4カ国協議は継続し、次回はバーレーンの首都マナマで行う予定。

 サウジ、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの4カ国は6月5日、「テロ組織の支援」などを理由に断交を表明。エジプトを除く3カ国とカタールは軍事や経済での連携を目的とする湾岸協力会議(GCC)の加盟国であり、バーレーンのハリド外相は共同会見で、メンバー資格の凍結などが「GCCの議題になるだろう」と述べた。(共同)