Thursday, July 06, 2017 6:19 PM

G20反対デモが本格化 衝突で警官15人負傷

 ドイツ北部ハンブルクで20カ国・地域(G20)首脳会合が7日に始まるのを前に、開催に反対するデモが6日、本格化した。一部参加者が暴徒化して警官隊と衝突、ガラス瓶や石を投げたり鉄製の棒で襲いかかったりし、警察は催涙ガスや放水で対抗。地元警察によると警官15人が負傷、参加者にもけが人が出た。

 警察によると、デモには約1万2千人が参加し、このうち約千人が覆面姿だった。警官隊が覆面を外すよう求めたところ衝突に発展。現場で道路標識が倒されたり、周辺の商店の窓ガラスが割られたりし、車などが放火された。警官隊は暴徒化した参加者を拘束した。

 警察は「露骨な暴力に衝撃を受けている」として、一般のデモ参加者や近所の住民にツイッターなどを通じて現場に近づかないよう呼び掛けた。(共同)