Friday, July 07, 2017 11:18 AM
条約採択「歴史的瞬間」に 核禁止交渉のホワイト議長
ニューヨークの国連本部で開かれている「核兵器禁止条約」制定交渉のホワイト議長(コスタリカ)は6日、記者会見し、条約を採択する最終日7日の会合は核廃絶へ向けた「歴史的な瞬間となる」と述べ、全会一致での採択に期待を示した。だが交渉筋によると、一部参加国の要請により、投票による採決になるとの見通しが強まっている。
交渉に参加している120超の国々は条約支持派がほとんどで、採択されるのは確実。9月20日に署名が始まり、50カ国が批准してから90日後に発効するが、ホワイト議長は「非常に早い時期になると期待している」と早期発効に自信を示した。
ただ、米国やロシアなどの核保有国の反対は根強く、交渉参加国に7日の会合欠席などを求め圧力をかけているという。全会一致での採択ができず、投票による採決になった場合は、出席国の3分の2の賛成が必要。欠席が増えて賛成国数が少なくなれば、条約の求心力が損なわれる懸念もある。(共同)
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