Monday, July 10, 2017 11:18 AM

九州豪雨、犠牲者24人に 避難なお1885人

 九州豪雨の被災地では10日、心肺停止の状態で見つかった男女3人の死亡が確認され、福岡、大分両県の犠牲者は計24人になった。20人超の行方や安否が分からず、自衛隊や消防が捜索を続行した。住民の孤立は解消しつつあるが、なお1885人の避難が続き、一部で仮設住宅の建設が検討されるなど長期化する恐れが出ている。

 福岡県警によると、有明海で8日に見つかった男女5人の遺体のうち、1人が同県朝倉市の男性(79)と判明した。有明海は、豪雨の被災地を流れる筑後川が注いでおり、県が関連を調べる。

 気象庁によると、九州北部では梅雨前線の影響で11日にかけて局地的に激しい雨が予想される。(共同)