Monday, July 10, 2017 2:00 PM

「首相の汚職捜査すべき」 パキスタン捜査当局報告

 AP通信によると、パキスタンの捜査当局や情報機関などからなる合同調査班は10日、シャリフ首相や親族が保有する資産について汚職の疑いで捜査すべきとの最終報告書を最高裁に提出した。

 シャリフ氏はタックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」で親族の名前が挙がったため、野党が最高裁に解任を申し立てたが、証拠不十分との判断が4月に示されていた。最高裁はその際、同氏らの資産の出所について、捜査当局や情報機関などが合同でより詳しく調査するよう命じていた。

 最高裁は今後、報告書に基づいてシャリフ氏らに聴き取りを行った後、判断を示すとみられる。(共同)