Tuesday, July 11, 2017 1:32 PM

取引先に大学の技術紹介 三菱UFJ銀副頭取

 三菱東京UFJ銀行で中部地域を担当する山名毅彦副頭取(61)は、11日までの共同通信のインタビューで「大学が持つ技術を使いたいという企業の役に立ちたい」と述べ、大学の研究成果を取引先の事業に生かす取り組みを推進する考えを強調した。

 三菱東京UFJ銀が中部地域でこうした取り組みを行うのは初めて。同行は11日、大学側と引き合わせるための企業向け説明会を名古屋市で開き、全国から大手や中小の70社が参加した。名古屋大など3大学の教授らが、放熱性能に優れたセラミック素材といった研究を紹介し、共同開発の相手を募集した。

 銀行としては取引先の支援に加え、将来的に事業化する際の資金の貸し出しにつなげる狙いもある。山名氏はインタビューで「テーマを絞って毎年続けていきたい」と話した。(共同)