Tuesday, July 11, 2017 1:34 PM

五輪2大会、同時決定へ 24年パリ、28年ロサンゼルス有力

 国際オリンピック委員会(IOC)は11日、スイスのローザンヌで臨時総会を開き、2024年夏季五輪招致に立候補したパリとロサンゼルスを24年、28年の2大会の開催都市に振り分ける異例の同時決定案を承認した。今後、IOCと両都市の3者で振り分けを協議し、9月の総会(リマ)で2大会の開催都市決定を目指す。24年はパリ、28年はロサンゼルスになるとの見方が強い。

 3者で合意できなければ、9月の総会は24年五輪の開催都市のみを投票で決める。

 夏季五輪開催都市の同時決定は過去に1924年パリ、28年アムステルダム大会の例などがあるが、今回は近年の深刻な五輪離れを受けた措置。巨額の財政負担などへの不安から招致都市の撤退が相次ぐ中、IOCは開催能力の高いパリとロサンゼルスを確保するため、副会長4人による作業部会を設置するなど選定方法の見直しを進めてきた。(共同)