Tuesday, July 11, 2017 1:35 PM

独、メルクの販売継続許可 塩野義特許主張のエイズ薬

 ドイツ連邦通常裁判所(最高裁)は11日、塩野義製薬が特許権を主張するエイズウイルス(HIV)治療薬について、米製薬大手メルクのグループ会社に販売継続を認める決定をした。昨年の連邦特許裁判所の決定を支持した。

 同治療薬を巡って塩野義は、メルク側がドイツなどで販売し特許権を侵害しているとして、2015年に西部デュッセルドルフの裁判所に提訴し係争中。メルク側は治療薬を必要としている患者がいるとして、当面、販売を続けることができるよう仮処分を申請していた。(共同)