Wednesday, July 12, 2017 1:29 PM

譲渡金の存在は従来通り ポスティングでMLB首脳

 大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが11日、日本野球機構(NPB)と改正を協議しているポスティングシステムでは従来通り、MLB球団が譲渡金を支払うべきとの見解を示した。オールスター戦が行われたマイアミで報道陣の取材に応じ「保有権を持つ選手が移籍する場合、海外球団は公平に補償されるべきだ」と語った。

 プロ野球日本ハムから同制度でのメジャー移籍を容認されている大谷翔平選手には「移籍を決断した場合、多くの関心を持たれるだろう」と言及。かねて韓国、キューバなどのプロ選手が移籍する際の各国共通の制度を設けたい意向を示している同コミッショナーは「MLBでプレーしたい海外選手には現実的な時期、有意義な機会が与えられるべきだ」と改めて強調した。

 現行のポスティングシステムでは日本球団が2000万ドル(約22億8000万円)を上限に譲渡金を設定し、支払う意思がある全てのMLB球団が選手と交渉できる。(共同)