Wednesday, July 12, 2017 1:30 PM

万博やスポーツで活性化 関経連の松本会長

 関西経済連合会の松本正義会長(72)(住友電気工業会長)が12日までに共同通信のインタビューに応じ、2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致や観光、スポーツ産業の発展を通して、関西経済の活性化を図る方針を示した。

 松本会長は「関西の経済団体を挙げて、万博招致を成功させないといけない」と述べ、国内外で支持を広げる活動に注力する考えを強調。1250億円と想定される会場建設費のうち、民間で負担する3分の1の資金をどう集めるかに関し、「アイデアを考えている。関西が一生懸命やらないといけない」と語った。

 同じく大阪への誘致を目指すカジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)は、雇用増につながるとして「経済活性化の引き金になる」と前向きに評価。カジノや国際会議場、劇場といった施設を一体的に経営して「全体として利益が出る形にすべきだ」と述べた。(共同)