Wednesday, July 12, 2017 1:31 PM
松阪牛、かぼすブランド化 EPA、対欧輸出に期待
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)で、産地名のブランドを互いに保護する食品・酒類などの品目名が12日、ほぼ出そろった。EUが保護する日本の産品は「特産松阪牛」や「大分かぼす」など計39品目。日本はEUでの知名度が高まって輸出拡大に役立つと期待しており、新市場を開拓する産地の支援が今後の課題になる。
日欧が合意したのは、伝統的な産品の地理的表示(GI)を相互に認め合う仕組み。EUで保護される日本の農林水産物・食品は「市田柿」「西尾の抹茶」「三輪素麺」「みやぎサーモン」なども含む31品目。日本国内でGI登録されている38品目のうち8品目は生産量が少なく、当面は輸出に向かないといった理由で対象から外れた。一方、現時点では未公表だが、月内にも追加登録される1品目がEUでの保護対象に加わる。
酒類は、日本が産地名を中心にGI登録した8品目全てのブランドがEUで通用する。「壱岐」「球磨」といった焼酎や泡盛の「琉球」、ワインの「山梨」、日本酒の「山形」「白山」などだ。(共同)
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