Wednesday, July 12, 2017 1:32 PM

「共謀の証拠」と野党 米大統領長男の公開メール

 トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が公開し、クリントン元国務長官に不利な情報を得るためロシア人弁護士と面会したことを示すメールについて、野党民主党は11日、トランプ陣営にロシア政府と共謀する意図があった「証拠」だと一斉に批判した。与党共和党からも真相究明を求める声が上がった。

 民主党下院トップのペロシ院内総務は声明で「トランプ陣営は選挙干渉を狙う外国政府の代理人と接触を重ねていた」と非難し、宣誓の上で議会証言をするよジュニア氏らに要求した。

 昨年の米大統領選で民主党の副大統領候補としてクリントン氏の「伴走者」を務めたケーン上院議員は、ジュニア氏の行動は「反逆罪に相当する」と語気を強めた。(共同)