Wednesday, July 12, 2017 1:34 PM

砂浜で80人が手つなぎ救助 米南部、沖へ流された9人

 フロリダ州パナマシティービーチの砂浜で8日、一家9人が沖へ流されたが、居合わせた海水浴客ら約80人が安全な浅瀬から沖合に向けて手をつないで100メートル近くの「人間の鎖」を作り、救助した。地元紙パナマシティー・ニュースヘラルド電子版が11日までに伝えた。

 救助された母親は「天使のような人たち。彼らがいなかったら、私も家族も生きていない」と感謝している。

 8日午後、最初に子ども2人が沖合から戻れなくなり、助けを求めて叫んでいるのに母親が気付いた。救助しようとして両親や祖母ら7人が海に入ったが、岸から沖に向かう強い流れがあり、全員が次々と流された。(共同)