Wednesday, July 12, 2017 6:27 PM

FBIの「独立」守る 次期長官候補が公聴会証言

 トランプ大統領が5月に解任したコミー前連邦捜査局(FBI)長官の後任に指名したクリストファー・レイ元司法次官補は12日、上院司法委員会の指名承認公聴会で証言した。FBIの「厳格な独立性」を守ると宣言、大統領に「忠誠」を誓うことはないと述べた。

 米大統領選干渉疑惑「ロシアゲート」を調べていたコミー氏は解任前、トランプ氏に忠誠を求められたほか、側近の捜査中止を要請されたと証言。4時間超の公聴会では、レイ氏がFBIを独立した立場で率いることができるのかどうかに質問が集中した。

 レイ氏は「私は合衆国憲法と法の支配に忠誠を誓う」と強調。大統領から不適切な行動を強要された場合は「説得を試みるが、失敗すれば辞任する」と明言した。トランプ氏と2人きりで接触することも「あり得ない」と断言した。(共同)