Thursday, July 13, 2017 11:58 AM

辺野古移設の代替案提示 米首都で日本の専門家ら

 元日本政府高官やジャーナリストらでつくるシンクタンク「新外交イニシアティブ」は12日、ワシントンでシンポジウムを開き、日米両政府が推進する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画は沖縄県民に受け入れられないとして、代替案をまとめた報告書を発表した。

 代替案を作成したのは、柳沢協二元内閣官房副長官補や屋良朝博・元沖縄タイムス論説委員ら。屋良氏は訪米中に米議会関係者などに代替案を説明する。

 代替案は、普天間に駐留する第31海兵遠征部隊を県外か国外に分散移転する代わりに、高速輸送船を活用して有事の即応態勢を補完する構想。普天間の代替施設建設にかかる3500億円分を米軍に輸送船を提供する費用などに回すとしている。(共同)