Thursday, July 13, 2017 12:02 PM

ゲームで子どもが自殺? 米で死者、注意呼び掛け

 米国で最近起きた少年少女の2件の自殺が、インターネットで広がったゲームで指示された結果だったと伝えられ、波紋を広げている。警察や教育関係者は子どものスマートフォンの使い方に注意するよう保護者に呼び掛けた。

 問題のゲームは「ブルーホエール・チャレンジ」。参加者はフェイスブックなどの交流サイトを通じ、屋根の上など危険な場所に行ったり、体に刃物でクジラの絵を刻んだりする「課題」を与えられ、クリアしたことを写真で報告する。指示は次第にエスカレートし、自殺を促されるという。

 8日、南部テキサス州の自宅で高校生の少年(15)が首をつって自殺し、自分を撮影するようにスマホが置かれていた。父親は少年の友人の話や交流サイトの記録からこのゲームが原因だったと主張して、地元テレビを通じてほかの親たちに「子どものネットでの行動に目を配ってほしい」と訴えた。(共同)