Thursday, July 13, 2017 12:03 PM

米、中国対応に懸念表明 劉暁波氏の接見規制で

 ホワイトハウスのサンダース大統領副報道官は12日の記者会見で、中国当局の監視下で入院し危篤状態とされるノーベル平和賞受賞者の民主活動家、劉暁波氏(61)が外部と自由に接見できず、希望する医療を受けるのも困難になっているとして「懸念を持ち続けている」と述べた。

 サンダース氏は「米国は中国に対し劉氏の無条件の保釈と自宅軟禁下に置かれている妻の劉霞さんの解放を求める」と強調。「劉氏に移動の自由を与えたり、適切な医療を受けられたりするように求め続けている」と語った。

 劉氏を巡り、国務省は11日、劉氏が苦痛緩和のための専門治療を受けられるよう「劉氏と妻の海外渡航を認めるよう中国に要求する」と共同通信の取材に回答していた。 米議会では、医療上の観点から劉氏を中国から米国に移送するようトランプ大統領に求める動きがある。だが、ツイッターを多用して自身の主張を発信するトランプ氏はこれまで一度も劉氏に言及していない。(共同)