Thursday, July 13, 2017 12:03 PM

首相出席で加計集中審議 支持率急落、一転受け入れ

 安倍晋三首相は13日、学校法人「加計学園」問題を巡り「自ら国会の場に出て説明する意思はある」と自民党の竹下亘国対委員長に電話で伝えた。竹下氏は民進党の山井和則国対委員長に首相出席の予算委員会集中審議に応じる意向を電話で伝達した。これに先立ち、竹下氏は山井氏との会談で開催を拒否していたが、一転して応じることになった。首相は東京都議選の自民惨敗や内閣支持率急落などを踏まえ、国会で説明を尽くす必要があると判断した。

 山井氏は記者団に「当然だ。遅すぎたぐらいだ。疑惑解明の予算委にしたい」と述べた。

 菅義偉官房長官は記者会見で、国会閉会中の予算委開催に関し「国会のことは国会で決める。これまでも丁寧に説明し、政府として説明責任を果たしてきた」と強調した。(共同)