Thursday, July 13, 2017 1:46 PM

北朝鮮とチャンネルなし ロシア外相、異例の吐露

 ロシアのラブロフ外相は13日、北朝鮮との関係について「隣国だが、ロシアには特別な外交チャンネルがない。新しい指導者になって以降、他の誰かが確固とした関係を持っているとも思えない」と話し、金正恩体制との関係構築の難しさを示唆した。訪問先のドイツでの講演内容をインタファクス通信が報じた。

 ロシアにとって北朝鮮は友好国で、外相自らが北朝鮮との外交ルートの薄さを吐露することは珍しい。

 金正恩氏の父親金正日総書記は2011年の死去までにロシアを複数回訪問、ロシア大統領と首脳会談を行うなど両国の友好関係を演出したが、金正恩氏は隣国中国を含めて誰とも首脳会談を行っていない。(共同)