Friday, July 14, 2017 12:20 PM

ヨルダンへ14億円供与 首相、難民受け入れで支援

 安倍晋三首相は14日、ヨルダンのムルキ首相と官邸で会談し、内戦が続くシリアからの難民を大量に受け入れている同国を支援するため、日本が水道網整備に約14億円を供与することで合意した。両国の投資協定交渉の開始を確認。2国間関係の強化でも一致した。

 ヨルダンは隣国シリアから約130万人の難民を受け入れており、支援策や治安対策で財政負担が増している。資金提供で負担軽減に協力する。ムルキ氏は会談後の共同記者発表で、日本の支援に謝意を表明した。

 安倍首相は記者発表で、パレスチナ和平へ向けた日本主導のヨルダン川西岸開発「平和と繁栄の回廊」構想でヨルダンの支持を得たい考えを示した。ムルキ氏は和平に向けた日本の関与を歓迎。両国の安全保障協力にも言及した。(共同)