Friday, July 14, 2017 12:22 PM

トランプ氏、壁半分に 米メキシコ国境

 トランプ大統領は14日までに、不法移民の流入を防ぐためメキシコ国境に建設する方針の壁について、2000マイル(約3200キロ)の全国境に造る必要はなく、半分以下の700〜900マイルで十分だとの認識を示した。ロイター通信が伝えた。

 ワシントンからパリに移動する大統領専用機「エアフォースワン」内でトランプ氏は記者団に、険しい山や広い川で隔てられた地域では人が国境を越えられないと指摘し、全国境に壁は必要ないと語った。

 また、メキシコから米側に麻薬を投げ込むケースなどに対応できるよう、米側からメキシコが見えるような壁にしなければならないと強調した。国境沿いに既に設けられているフェンスは等間隔に隙間があり、こうした点を想定している可能性がある。(共同)