Monday, July 17, 2017 11:30 AM

九州豪雨、死者34人に なお7人不明、捜索続く

 九州北部の豪雨で福岡県は17日、有明海で見つかった2人の遺体が同県朝倉市の小嶋ユキヱさん(70)、井手和子さん(59)と判明、豪雨による犠牲者だったと明らかにした。大分県と合わせ死者は34人となった。

 このほか、12日に朝倉市で見つかった遺体の身元が足立曙光さん(70)と判明した。依然として7人と連絡が取れておらず、17日も自衛隊員や消防隊員ら計約2700人が捜索を続けた。有明海ではこれまで5人の遺体が見つかり、全員豪雨の犠牲者と判明した。

 3連休最終日となったこの日も各地からボランティアが駆け付け、住宅に流れ込んだ土砂や使えなくなった家財道具を搬出。福岡県東峰村と朝倉市は大雨による災害の恐れがあるとして計約5900世帯、計約1万6000人に一時避難指示を出し、作業が中断する場面もあった。(共同)