Monday, July 17, 2017 11:35 AM

亡命の活動家、劉氏追悼 NY「本当の愛国者」

 13日に死去したノーベル平和賞受賞者で中国の民主活動家、劉暁波氏の追悼集会が15日、ニューヨークで開かれた。米国に亡命した中国の民主活動家や友人ら約300人が、胸に白いカーネーションの花を付けて参列。劉氏を長期拘束した中国政府を非難し、劉氏を「本当の愛国者」とたたえて黙とうした。

 クイーンズ地区の中国系住民が多い地域にある「台湾会館」が会場。ステージには大きな顔写真と花束が並び「劉暁波は永遠の存在」と書かれた垂れ幕が掲げられた。

 劉氏は1989年6月の天安門事件の直前、ニューヨークに滞在しコロンビア大で客員研究員をしていた。当時から親しかったという元雑誌編集者の胡平さん(70)は「国際社会は(劉氏を死に追い込んだ)中国の非民主的な状況にもっと関心を持ち、改めるよう中国政府に圧力をかけてほしい」と訴えた。(共同)