Monday, July 17, 2017 11:35 AM

シリア停戦に反対表明 仏大統領にネタニヤフ氏

 イスラエルのネタニヤフ首相はパリを訪問し、フランスのマクロン大統領と16日、中東情勢などを巡って会談した。イスラエル紙ハーレツ電子版によると、ネタニヤフ氏は会談後、記者団に対し、米国とロシアの合意を受けて9日発効したシリア南西部の部分停戦合意への反対をマクロン氏に伝えたことを明らかにした。

 ネタニヤフ氏は、シリアでのイランの影響力が固定化することを反対の理由に挙げた。アサド政権に近く、イスラエルが敵対するイランやイスラム教シーア派民兵組織のシリア南西部での活動を懸念しているとされる。

 イスラエルは米ロや仏独など6カ国とイランの核合意にも反対。マクロン氏はネタニヤフ氏に対し、イランの核開発の大幅制限など合意の履行を、警戒感を持って監視すると強調した。(共同)