Tuesday, July 18, 2017 11:26 AM

スペイン連盟会長を逮捕 FIFA副会長、汚職疑惑

 国際サッカー連盟(FIFA)のアンヘルマリア・ビリャルリョナ副会長(67)が18日、会長を務めるスペイン・サッカー連盟の汚職疑惑で逮捕された。スペイン治安当局が発表したとAP通信が伝えた。容疑は不正経営や横領、文書偽造という。

 ビリャルリョナ氏は欧州サッカー連盟(UEFA)の副会長も兼任する国際サッカー界の重鎮。UEFAは「報道内容は関知しているが、現時点でコメントすることはない」との声明を出した。

 FIFAは大規模な不正疑惑で一昨年にゼップ・ブラッター前会長が活動停止処分を受けるなど、大半の幹部が事実上追放された。ビリャルリョナ氏もポルトガルとの共催で立候補した2018年ワールドカップ(W杯)招致に絡む倫理規定違反で処分を科されたが、警告と罰金だけで比較的軽かった。現在はジャンニ・インファンティノ会長に次いで2番目に地位が高い。(共同)