Tuesday, July 18, 2017 11:27 AM

75年前不明の夫婦遺体発見 スイス・アルプスの氷河

 スイス・メディアは18日、1942年8月から同国西部シャンドランで行方不明になっていた夫妻とみられる2遺体が約75年ぶりにスイス・アルプスの氷河から見つかったと報じた。遺体は凍っていたため保存状態も良かった。地元警察は身元確認のためDNA鑑定を行う方針。

 夫妻は靴屋を営んでいたマルスラン・デュムランさん=当時(40)=と、妻のフランシヌさん=同(37)。42年8月15日、飼っている牛の放牧に出掛けたまま行方が分からなくなり、捜索隊がクレバス(氷河の割れ目)などを捜したが見つからなかった。

 遺体は今月13日にアルプスの氷河の中に寄り添うように並んでいたのを作業員が見つけた。標高2615メートル地点という。(共同)