Tuesday, July 18, 2017 11:27 AM

蓮舫氏が日本国籍証明 戸籍開示、説明責任を強調

 民進党の蓮舫代表は18日午後、台湾との「二重国籍」を解消したことを証明するため、日本国籍を選択したことを裏付ける戸籍謄本などの関連資料を公表した。党本部で開いた記者会見で公表理由を「野党第1党の党首として現政権に強く説明責任を求める立場を勘案した」と説明。党内外の疑問を払拭し、東京都議選敗北後の代表続投に理解を求める狙いもある。ただ異例の戸籍開示が人権侵害や差別を助長するとの懸念が出ている。

 公表資料には1987年に期限切れになった台湾のパスポートや、台湾当局が2016年9月13日付で交付した「国籍喪失許可証書」が含まれる。6月に交付された戸籍謄本には国籍選択の宣言日として「2016年10月7日」と記載。宣言日や氏名、出生日以外の部分は公開しなかった。

 会見で蓮舫氏は戸籍謄本公表への批判を踏まえ「前例とすることは断じて認めることはできない。私で最後にしてほしい」と強調。二重国籍問題を巡り、発言が二転三転したことを「戸籍法などを確認すべきだったと深く反省している。不確かな記憶で説明してしまったことも謝罪をさせてほしい」と陳謝した。二重国籍を放置していたとして違法性を指摘する意見には「故意はなかった」と否定した。(共同)